135mmF4レンズたち (ロテラー、ダイナレクス、テレクセナー)
デッケルマウントとは、ドイツ・ミュンヘンのフリードリッヒ・デッケル社が
メーカーの枠を越えて交換レンズの互換性を共有することを目的に考案したマウント規格です。
コダックやフォクトレンダーなどがこのマウントを採用し、フォクトレンダー、シュナイダー、ローデンシュトック、シュタインハイル、エンナなどが交換レンズを供給しました。
Zeissがごく少量の提供のみで実質的に参入しなかったこともあり、このマウント規格は独特な発展を見せ
隠れた銘玉の宝庫として知られています。
※もっとも自分がこのマウントに興味を持ったのは、今考えると超レアなデッケルマウントの
ツァイステッサーが5,000円で売られているのを見つけ、そのコンパクトで美しいレンズが
気になったのがきっかけだったりします。今考えればとりあえず買っておけばよかったです。
中古市場での135㎜のレンズは人気がなく非常に安く手に入ります。
自分は、初めて写真で賞もらったのも135㎜だったし、感覚的にちょうど合う画角なので
135㎜は大好きで過去10本以上使っていて現在でも6本の135mm単焦点レンズを保有しています。
※135㎜は人気がなく懐に優しいので助かってます。
逆に広角域で好きな28mm、35mmは資金的に、だいぶ苦戦してます。
デッケルマウントの135㎜レンズは
・Rodenstock Retina-Rotelar 135mm F4
・Schneider-Kreuznach Retina-Tele-Xenar 135mm f4
・VOIGTLÄNDER SUPER-DYNAREX 135mm F4
上記、3本を所有してます。
シュタインハイルは、望遠域のレンズを提供してなく
エンナのTele-EnnalytはF3.5なので
メジャーどころの135F4を全て保有していることになります。
※良く知らないが三協光機など135F4を供給していたみたいです。
デッケルマウントの135㎜F4が中古市場でイマイチ人気がない最大の理由は
最短撮影距離がなんと4mもあるという事です。
最短が長いという傾向はデッケルマウント全体に言えることですが、、、
そこでマウントアダプターをヘリコイド付きのものにして使い勝手を良くしています。
これで一気に使いやすくなるので、とてもお勧めです。
※自分はデッケル→M42アダプター+ヘリコイド付きM42→SonyEマウントアダプターを併用してます。
ネットでの評判によるとロテラーが一番評価が良く、ダイナレクスにはファンが一定数いて
クセナーはイマイチって感じになってますが
基本フィルム時代の評価が多いようでデジタルでは微妙に変わるのではないかと思っています。
RAW現像前提で考えるとクセナーも相当良い気がしてます。
とりあえず晴天時に同条件で撮影したのですが
晴天順光で2段くらい絞った条件では
ほとんど(まったく?)差が付かない感じでした。
少なくても自分には混ざったら区別付きません。
微妙の差はありましたが
個体の程度の差、屋外撮影のため条件の差が大きいと思います。
まぁ、条件が変わると特徴は現れるのですが、、、
よって条件は違いますがそれぞれで撮影して
自分が良いと思った写真を載せておきます。
Rodenstock Retina-Rotelar 135mm F4
Schneider-Kreuznach Retina-Tele-Xenar 135mm f4