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旧環七沿いの生活記 赤坂に引っ越して題名変更です。 基本誰も見ていないブログで、備忘録的な独り言

名門シュナイダーの広角レンズ クルタゴン

シュナイダー・クロイツナッハの広角レンズといえばアンギュロンが有名ですが
逆望遠型がクルタゴン、対称型がアンギュロンという使い分けがされていたようです。
自分が持っているデッケルマウントのクルタゴンはお安く入手したせいもあり
程度はそんなに良くありません。


【外観もボロボロなうちのクルタゴン】
※撮影はSONY a7M2 +ヘリコイド付きアダプター+Voigtlander SEPTON 50mm F2で簡易マクロ撮影。

古いレンズなので、簡単にレンズが外せるせいもあってか
レンズに拭き傷がついており、コートはがれもありそうな感じです。
だから逆光に弱ったり、強い光の周りにはオーラのようなものが出たりして、
自分的にはジャジャ馬なんですが、ネットの評判では
良い個体なら使い易い優等生的性格のレンズのようです。
まぁ、兄弟ともいえるアンギュロン含めオールドの広角レンズで良いものは
非常に高価に取引されていますので、クルタゴンは程度の良いものがあれば価格的にもお勧めです。
デッケルマウントでは28㎜と35mmがあります。)
レンズの特徴としては極端ではありませんが、
独特な透明感のある青の発色(シュナイダー・ブルー)が出る傾向があります。
少し日陰に入ると、実物よりも色が強く浮き出るような感じも含め、
しっとり落ち着いた描写で建造物、機械など無機物を撮るのに向いている気がします。
自分のように少々程度が悪くても、試し撮りして欠点含めて納得して使ったりするのならば
とてもお安く手に入りますし、軽いコンパクトなレンズでもあるので
お手軽スナップ撮影用広角レンズとして活躍してくれるのではないでしょうか?


SONY a7m2 + Schneider-Kreuznach Retina-Curtagon 28mm f4