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旧環七沿いの生活記 赤坂に引っ越して題名変更です。 基本誰も見ていないブログで、備忘録的な独り言

ZEISS Distagon T* 2.8/25

「ディテールマニア。」これはZEISS公式WEBでのDistagon T* 2.8/25を称したタイトルです。
さらに続いて
「被写体へ接近していくことほど親密な体験はありません。
クローズアップショットのパイオニアを使って貴方らしいディテールに富んだ瞬間を捕えてください。」と紹介しています。
このレンズは被写体に17㎝まで寄ることができる(つまりレンズの先数センチまで寄れます)のが最大の特徴で
明瞭感のある奥行きの表現力が優れたレンズです。
しかしながらYCの同スペックのレンズと同様、周辺の描写に難があると言われています。
海外の評価サイトでは周辺部の解像力が低く推薦できないレンズと言われた事もあり
ある意味、全ZEISSのレンズの中で一番低い評価のレンズかもしれません。

一方、球面レンズのみで構成された古典的なこのレンズの描写は、
周辺部が悪いことで、逆に中央部の解像感が高まり
独特の立体感を生み出すという方もおります。
その真偽はともかく被写体ギリギリまで接近でき、独特の透明感のある描写と
中央部の解像感は自分には唯一無二の利点と感じています。

ボディをa7R2と考えると、この画角にはBatis2.0/25というほとんど完璧な
AF広角レンズが使用でき、価格的にもそこまで違わないため
おすすめというならBatis以外ありえません。
非球面レンズや異常分散ガラスを使った、ほとんど究極といえる
Batisは本当に凄いレンズです。ほとんど問題なく使用できます。

ただ、自分は他のレンズラインナップとの兼ね合いもあり
完璧で全く問題がないBatisは売却し、このレンズが手元にあります。
一芸に秀でた。「天下に 類なきもの すなわち これ 天下一品なり」なレンズってのも
良いと思いません?
限定的におすすめ広角レンズの紹介でした。




上記掲出写真は全てZEISS Distagon T* 2.8/25です。